苦手科目、得意科目について(固定観念に縛られるな) | 可児市・多治見市の学習塾【名学館 桜ヶ丘校】

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苦手科目、得意科目について(固定観念に縛られるな)

2017年09月23日
不得意だと思っていたことが実は結構得意だった、ということがあります。
しかし、大抵の人はある些細なことがきっかけで固定観念ができあがってしまい、それに捉われて一生を終えるケースがあります。

食べ物の好き嫌いもそれと似たようなもので、小さい頃にまずいと感じたものが、大人になってからはおいしく感じられることはよくあります。なので、大人になってから得意だと感じられるようになる不得意もきっとあるはずです。

そういうものを探すためにも食わず嫌いを押し通すのではなく、不得意へ踏み込んでいった方が道は開け、人生がより豊かになると思います。

さて、私事ですが、現在、主要五教科を指導しています。学校教師を含め、塾講師でも五教科全てを教えられる先生はあまりいません。そんな中でどうして指導できるようになったかをお話ししたいと思います。

実は昔から全ての教科ができたわけではありません。また、小中高と得意不得意科目の変遷もありました。小学生時代は算数と社会が苦手でした。中学時代は理科が苦手でした。高校時代は数学が苦手でした。大学生の時に2教科を教えられれば塾講師になれたので、得意だった英語と社会をとりあえず教えることになりました。しかしながら、塾業界は、裏事情として常に講師不足という問題がつきまといます。

日本の離職率NO.1はなんだと思いますか?時々ニュースや新聞などで取り上げられますが、
「教育支援事業」です。つまり、塾講師です。そんなわけで、講師の補充をする代わりに、多教科を教えられる講師が必要になるわけです。それで、2教科だけでは許してもらえず、3教科、4教科と無理矢理((笑)増やされていきました。

二十歳を過ぎてからの猛勉強です(笑)参考書と先輩講師の助けを乞いながら苦手から得意に変えていきました。するとどうでしょう。5教科をしっかり教えられるレベルになると、教科を越えて色んな教え方ができるようになりました。例えば、地理で北(南)回帰線を教えるとき、理科の天体の知識が必要で、ちゃんと地球と南中高度を図解して教えられます。また、英語や国語で偉人の話が出てくれば、社会科歴史で得た知識で深みのある話ができる、といったようなことです。

この時本当に実感しました。勝手に苦手と思い込んでいただけだと。そこで、どうして苦手意識を持ってしまったのかを分析しました。それは学校教師の教え方が下手、または先生との相性が悪かった、試験の品質が悪かった、そんなつまらないことだったのです。そういったことが自分が生徒に教えるようになって分かったのです。

一般的に学校の教師は簡単なことを難しく、難しいことをより難しく教える傾向があります。あくまでも私が習ってきた先生方はそうでした。小中高を通してです。中には教え方の上手な先生もいらっしゃいました。中学の数学の先生です。小学時代の算数がさっぱりわからなかったのに、その先生のおかげで超得意科目になりました。なんと、その先生は、1年生の4月に算数の大事な部分だけを丁寧に教えてくれました。6年間の算数を僅か1か月でです。普通の教師なら与えられたカリキュラムに沿って、まるでノルマでもこなすように、進めていったことでしょう。算数は習ってきたのだからできて当たり前、のように。こうしてあれだけ苦労した算数が得意になったのです。私は塾に通ったことがなかったので、そんな機会を作ってくれたその先生に感謝しています。
小学校の先生は一人で何教科も教えるので、実は教えるのが苦手な教科というのがあります。下手な教えられ方をされたことが原因で、生徒は苦手意識が固定されてしまうこともあるのです。

また、質の悪いテストを課す先生に教えられたら生徒はどんどん自信をなくし、挙句の果てに苦手意識を植え付けられます。例えば、わざと間違えやすいように誘導する解答欄であったり、難問奇問だらけであったり、予め解答欄に単位等を書いておけば済むものを、わざと書かないでおいて、単位が無いからといってバツにしたり、クラスの平均点が40点前後と低いテストであったりすることです。

一般私企業及び塾などで、自分の部下や生徒が酷い成果であった場合、減給ものです。塾の場合は死活問題です。生徒は自由に塾を選べるので簡単に転塾してしまいます。
学校の先生は公務員で、いくら教え方が下手で、生徒が酷い点数を取っても生徒は辞めません。、咎められることもないし、減給もされません。それどころか「君たちに絶対100点は取らせん!」などと、自分の指導力の無さをひけらかしているようなテストを平気で作成する先生もみえます。

折角一生懸命勉強してきた生徒はテストの点数の不甲斐なさに落胆し、どんどん自信をなくしていきます。最終的にはその教科が嫌いになります。テストの質が悪かったから、と考える生徒は居ません。自分を責めます。親御さんもテスト結果だけを見て子供を叱ります。子供はたまったものではありませんね。

つまり、苦手意識というものはちょっとしたことが原因であることが多いです。特に子供の頃は周りの大人に影響を受けやすいです。学校の先生や親です。例えば、家にゴキブリが出てきたとしましょう。母親が悲鳴をあげて大騒ぎすれば、その子供は必要以上の恐怖心にかられることでしょう。
自分を守ってくれている親が怖がるのだから、ゴキブリという生物は自分にも脅威な存在だろうと認識します。ゴキブリに対して大騒ぎなどせず、冷静な親であれば、そんなに恐怖心を持たずに済むでしょう。食べ物でいえば、好き嫌いの激しい親に育てられれば、その子供も好き嫌いの激しい子供に育ちます。

パソコンが苦手、スマホなんて要らないガラケーで十分、料理が苦手、納豆が苦手・・・。
人には色んな苦手があります。でも、それらが、本当につまらないこと(思い込みや刷り込み)が原因でそうなっているとしたらもったいない話です。
食べられるものかどうかわからないものを食べられると発見したり、まだこの世に無かったものを発明し、それが普及したり、人間はチャレンジ精神で豊かな暮らしができるようになりました。
それなのに、自分で自分の可能性や本来享受できる豊かで便利な暮らしを放棄してしまうことほど勿体ないことはありません。

人が苦手だと思っているものの大半は、実は幼いころに植え付けられた固定観念であることだということを知っておいた方が良いと思います。食わず嫌いをするのではなく、本来の可能性のある自分を奪い返し、豊かな人生を送るようチャレンジ精神を持って欲しいです。自分に原因があるのではなく、外的要因だった場合はなおさらです。自分の苦手意識に疑問を持ち、知らないうちに植え付けられた思い込みから解放されて欲しいです。

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