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学年、教科を超えてサポート
- 2018年03月31日
- トータルでサポート
ご卒業おめでとうございます。
ご入学おめでとうございます。
そして、新しい学年を迎える春です。
春休みをいかがお過ごしでしょうか。
普通の塾は春期講習真っ只中です。以前の名学館もそうでした。
前の通信でもご説明しましたように、比較的早期に教科書内容を終える為、
当塾では通年教材での復習を十分に行い、春期講習を実施していません。
家計にも優しいのではないでしょうか(笑)
この時期での復習は大変重要です。浅く広く、基礎事項をおさらいしておくことで、
消えそうになっている記憶を呼び覚まし、次学年の学習内容にスムーズに移行していけるのです。
ただ、塾では春期講習をやっていなくとも、家でもしっかりと復習をしてくださいね。
さて、話は変わりますが、大抵の塾講師は１～２教科を受け持ちます。
そして、他の講師と切磋琢磨しながら、成績をいかに上げるかに邁進するわけです。
しかしながら、教科の壁を越えてサポートすることは裏事情として難しいのです。
それは、他の教科より自分が教えている教科の成績が上がれば評価が上がり、給料にも反映するからです。塾の裏事情ですが、それが現実です。
その子その子によって得手不得手があります。数学は得意だが理科は苦手とか、
英語は得意だが、社会は苦手とか、実に様々です。
そこで、得意な教科より苦手な教科により時間を割きたいわけです。
極端な話、同じ教科でも関数は得意だが図形が苦手とか、植物は得意だが電気回路は苦手。あるいは、歴史は得意だが地理が苦手とか、まさに十人十色ですね。
ところが、各担当ごとに教科が細かく分かれていては、時間配分や、解説の取捨選択など、きめ細かく指導するということが困難というわけです。
あと、「分かりやすさ」という観点での評価を気にし過ぎるとかえって成績が伸び悩むということがあります。それは、あまり難しい問題を取り扱わないことで、「分かりやすさ」を演出するからです。
簡単な問題ばかりをやっていれば、それは当然分かりやすいですし、分かったような気分になります。ところが、難易度の高い定期試験にはそれが通用せず、簡単な問題はできるが、トータルとしての点が伸び悩むことになるのです。（勿論、当塾でも基礎学力が著しく低い生徒には難問は取り扱わなということはあります。）いずれにしましたも、企業型集団学習塾の痛いところです。
随分前のことになりますが、私が横浜と名古屋の企業型集団指導学習塾で実際に経験してきたことです。
その点、小さな塾、特に個別指導ができる塾ではそれら個人差に応じて臨機応変に対応し、学年や科目の壁を越えてサポートすることができるのです。
短時間で効率よく
企業型集団指導学習塾では、普段の授業もそうですが、各講習会で、どうして長時間拘束されなければならないのか。
それはすなわち、指導効率が悪いからに他ならないからなのです。
６人以上の複数人数教育においては、やらせてみて、すんなりできたところは素早く終え、間違えが多かったところは再度類題を繰り返しやらせる、といったことができず、通り一辺倒な進め方しか、物理的に不可能だからです。それは、学校でも同じことです。
それが可能なのはせいぜい５人までです。それで、当塾は５人が制限人数なのです。
勉強が好きな生徒なら問題ないですが、大抵の子供は勉強嫌いです。
それを無駄に長時間拘束したら、それこそ勉強嫌いを量産してしまうでしょう。
いずれにしましても、指導効率を上げる為、常日頃から思考しています。
当たり前と思い込んでしまって、それに慣れてしまうと、可能性を見失うと
いうことがあります。
人類は陸上を歩いていて当たり前、から空を飛ぶ（飛行機で）まで進歩しました。
目の見える範囲の人としか会話できない、から地球の裏側の人と会話ができるようになりました。
時間は過ぎて当たり前、から時間を止める（音声や映像を残す）ことに成功しました。
今後も一人一人に合わせ、最善の指導を目指し、日々改善、改良を試みます。
軌道修正を常にしながら、前に進んでいきます。
