入会金を受け取るのをやめた理由 | 可児市・多治見市の学習塾【名学館 桜ヶ丘校】

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入会金を受け取るのをやめた理由

2020年03月18日
大抵の塾は入会金を初期費用として受け取ります。
それには3つの理由があります。

一つは運転資金の調達です。生徒は流動的です。特に受験が終わる頃(2~3月)
になると、合格した受験生の卒塾が多くなります。
つまり、売り上げが減少します。そこで、運転資金を新規塾生から受け取って
売り上げを減らすことなく運営する為です。

二つ目は、入会金を支払うということで、帰属意識を高める為です。
途中で塾が嫌になっても、入会金を払ったのだから、もう少し我慢しましょう。
と親は子供を説得します。しかし、入会金を支払っていなかったとしたら、
塾を辞めるブレーキの力は弱くなります。

三つ目は、新規塾生募集をかけるとき、入会金無料キャンペーンと謳って
広告を出せるからです。そうすることで、少しでもお得感を演出し、
生徒獲得にわずかでも寄与するという目論見です。

さて、これらの理由は顧客第一主義といえるでしょうか?
塾に限らず、英会話教室、水泳教室、パソコン教室、会員制クラブ等
だいたいどんなサービスにも付きまといます。
理由は前述した内容であると思いますが、顧客が享受するサービスとは
関係なく、あくまでも運営側にとって都合のよい理屈にしか過ぎません。

昔からのしきたりとして、当たり前にように支払う入会金は
実は顧客にとってはなんの意味もありません。
たとえば、入会金を支払う人と、支払わない人とでサービスが異なるとか、
退塾するときに返ってくるとか、そういうものであればまだ分かりますが、

たまたまキャンペーン中、入会金無料で入塾した生徒と、ちゃんと入会金を支払った生徒とで
サービスが異なることはありません。また、退塾時に入会金を返金する塾も聞いたことがありません。

話は変わって、賃貸アパートを借りるときに、「礼金」というわけのわからない費用が
かかる場合があります。世の中には当たり前のように通用していて、実はその
存在理由が分からないものがたくさんあります。
一度、その存在理由を疑ってみる必要があります。
各種入会金とうものもその類だと思います。
そのようなことを考えていって、最終的に当塾は入会金を一切受け取らなくなりました。

先に挙げた3つの、入会金を受け取る運営側のメリットを敢て放棄することで、
逆に信頼を得ることに成功していると思っています。
運転資金としての入会金ですが、毎年保護者の方からご紹介を頂いていて、
特に困った事態にはなっていません。

退塾のブレーキとしての入会金ですが、辞めたいと思っている生徒は
入会金の有無で止めることはできないと考えています。
また、入会金無料キャンペーンを謳う広告に関してですが、
逆に年がら年中入会金無料にすることで、春や夏、年末を待たずとも
いつでも入塾しやすくなります。

いずれにしましても、顧客にとってなんのメリットもない入会金は
このような理由で一切受け取らないことに決めたわけです。

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