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祝卒業 そして旧態依然とした教育と近未来
- 2020年03月25日
- 肉体的にひ弱な人間（ホモサピエンス）が、これほどまでに地球で繁栄できたのは
なぜでしょうか。
鹿などは生まれてすぐに立ちあがるのに比べて、人間は体毛もほとんどなく、
立ち上がるまで1年を要します。
それは、他の動物を遥かに凌駕する大脳があったからです。しかしながら、
７００万年が過ぎ去り、新たなる脅威が生まれつつあります。それは人工知能AIです。
昔はSF映画の世界で語られるだけで、現実的にはありえないと誰もが感じていました。
ところが、チェス、囲碁、将棋で人間の達人を破るほどまでに進化してきました。
それはやがて人間の職を奪い、更なる格差社会が加速するとも言われています。
人間を脅かすものとは実は人間が創り出したAIなのかもしれません。
オックスフォード大学が２０１３年に発表した、コンピューターに置き換わる可能性が高い職業リストというものがありましたが、
あれから僅か５年ほどで、今度はAIに奪われる確率の高い職業リストなるものも発表されています。
詳しくは書きませんが、人間より圧倒的に勝る情報処理能力があるAIは、あらゆる分野に及ぶと言われています。
小中高性諸君、今自分が成りたいと思っている職業はそのリストにあるか一度調べて下さい。
ここで私が言いたいのは、教育、とりわけ日本の旧態依然とした教育は現代社会のスピードに追い付いていません。
つまり、学校で習得できることだけで生きていくことは厳しい社会になっているということです。
勿論幅広い教養を身に着けることは大事です。ただ、教養でけでは生きていくことはできません。
学校を卒業してからも、或いは在学中でも、常に激変する世の中から最新の確かな情報を取捨選択でき、
近い未来を予測して、それに即応し、実行できる能力がないといけません。
言い換えれば、今学校で学んでいることは、
確かな情報を取捨選択できる能力を身に着けるための準備運動のようなものと考えた方が良いです。
教養や知識が無いと、取捨選択どころか、理解することもできません。
勉強とはやらされるものではなく、自分が今後生きていく為に必要なもので、
自ら進んでしていくものです。なので、学校を卒業してからも常に勉強し続けることをしないと、
気が付いた時にはとんでもない人生が待っているかもしれません。そうならない為にも、意識を変えていきましょう。
