中3に近現代史を教えるときの苦悩 | 可児市・多治見市の学習塾【名学館 桜ヶ丘校】

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中3に近現代史を教えるときの苦悩

2020年04月08日
数年前から近現代史は中3の範囲になりました。(以前は中2で終了していました)
近現代史こそ、今生きている現在の日本や世界の状況を知る上で重要な時代と
なります。ことに島国である日本も、明治以降グローバル社会に組み込まれていきます。
魑魅魍魎なグローバル社会において日本がどのように外交し、どうして戦争に巻き込まれていったのかを深く理解しなければなりません。

ところが、歴史教育は、古い時代から順々に指導していくわけですから、
以前は学年末の頃に大事な近現代史を教えることになり、カリキュラムが押している学校ではかなりいい加減な教え方になっていました。
また、先生方のイデオロギーに沿うまたは反する形で、あまりその時代に触れたくない教師も少なからずいて、
重要な歴史区分であるにもかかわらず、あまり深堀りせずに指導してきた現状があります。
それで中3の前期に持ってきたのだと推測します。それはとても良いことだと思います。

というわけで、今まさにその時代を教えているわけですが、授業準備をすればするほど
困惑する事態に陥ります。
と言いますのも、東農、可児加茂学区では現在、東京書籍の社会科の教科書が採択されており、
実に自虐史観で満ちています。史実が曲げられて、ありもしなかったことが書かれていたり、本来書かれるべきことが書かれていなかったります。

学校の成績は学校の先生が付けます。私が付けることはできません。
私の使命は生徒の成績を上げることです。したがって、ありもしない南京事件など
を教えないといけないのです。
ただ、私は塾講師である前に日本人であり、人間です。生徒に嘘を教えるわけには
いきません。

それで、生徒にこう話します。
① 教科書に書かれていることは真実とは限らない。
② 私は事実として報告されている状況証拠からこう推察する。
③ しかしながら、教科書に書いてあるので教えないわけにはいかない。
④ 君たちもインターネットなどで調べてほしい。
⑤ 色々調べてなお教科書に書いてあることが真実と思うならばそれはそれでよい。
⑥ とにかく、おじいちゃんやおばあちゃんの、そのまたお父さんやお母さんが
どんな苦労をして今私たちが平和で豊かな暮らしができているのかを考えてほしい。

そう伝えています。

そして、教科書に書かれていない、日本人として誇りに感じる史実は、
「余談」と前置きして話しています。もちろんテストには出ないので
覚える必要は無いが、感じてほしい。とだけ伝えて話しています。

例えば、欧米諸国が東南アジア、南米諸国、アフリカを次々に虐殺、植民地化し、
原住民を奴隷のように扱い、搾取し放題だったということ。
日本は300年以上もオランダの植民地で奴隷同様の扱いを受けていたインドネシアを
大東亜戦争によって解放し、教育を施し、武器の扱い方を教え、戦後取返しに来たオランダやイギリスに対し、
インドネシア人と日本人が一緒に独立戦争を戦ったこと。

または、欧米諸国がしてきた植民地政策とは真逆で、日本は学校や病院を建て、
現地住民に教育を施し、識字率を上げ、人口を増やし、平均寿命を飛躍的に上げたことなどです。

教科書では、日本は東南アジア諸国や朝鮮半島、中国を侵略し残虐な行為をした悪い
国民ということになっています。こんな教育をしていては日本人としての誇りを持てるわけがありません。
また、祖先に対して敬い感謝する気持ちを持てません。

私はそんな人間だけにはなってほしくないので、教科書に書いてあることをそのまま教えて、
覚えなさい、といった乱暴な指導はできません。
仮にそれで良い点数が取れたとしても、なんの満足感もありません。
サービス業なので、成績を上げるという大前提はありますが、正義に反することはできません。
これだけは分かっていただいてご入塾をお考えください。

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