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若いYoutuberがムヒカ元大統領に会いに行った話②
- 2020年05月11日
- 次のムヒカさんの言葉に対しての感想です。
①子供に何不自由なく暮らせるようにあくせく働いて、逆に子供との大事な時間を犠牲にしてはいけません。
親が子供に温もりの愛情を注ぐ時間が必要です。
②機械には感情がありません。今は携帯電話が家族の代わりになっていますが、
機械から離れ、家族が話し合う時間を大切にしなければなりません。
①について。
確かに、子供の為、家族の為という大義名分の為に自分の人生や時間を犠牲にして、朝から晩まで働いて、
更に残業や休日出勤なども惜しまず働き続けるのはいかがなものかと思います。
もちろん、生活するにはお金が必要です。ただ、子供の為、家族の為といって、
家族の為の時間を多く犠牲にする人生ってどうなんでしょうか。
これでは本末転倒です。
私は常に人生の選択を、80過ぎになってどんなことを思うんだろう、と
想像することによって決めています。
自分の人生これで良かったのか。後悔は無いか。
そんなことを想像して人生の選択肢を選んでいます。
お金。仕事。家族。全て大事です。
問題はそのバランスです。お金がかかっているのなら
なるべくお金を使わずに済む暮らしの仕方を工夫しても良いかと思います。
たとえば、すぐに飽きるものを買ってしまったり、必要のない固定費を見直してみたり、
生活の色々な無駄を省いていくことで、ある程度お金のかからない暮らしはできます。
たとえば、携帯電話です。3大キャリアではなく、格安携帯を利用する。
車の保険や生命保険を見直すなどです。
いずれにしましても、日本人はバランスを欠いていると思えて仕方ありません。
次に②についてです。
これについては日本人だけではなく、世界的に強くなった傾向だと思います。
携帯電話が特にスマートフォンになってからは、SNSやニュース。LINEと
更新に忙しく、今そばにいる人(家族)に向き合っていない人が増えています。
ムヒカさんの言う、携帯電話が家族にとって代わってしまい、
家族との時間を蔑ろにしている傾向は確かに増えていると実感します。
私はよく近所を自転車で散歩しますが、公園を通ると
スマホを片手に子供を遊ばせている主婦をよく目にします。
子供が小さいときの時間は宝です。もう二度と戻らない時間です。
そんな貴重な時間を犠牲にしてまで何をしているのでしょう。
せめて、子供を公園に連れてきたときぐらいは携帯から
離れても良いと思うのは私だけでしょうか。
古い、と言われるかもしれませんが、私には異常な光景に映ります。
確かに携帯は便利な機械です。
スマホさえあれば色々な時間と無駄が節約できます。
ただ、一方で便利だ便利だといって、そればかりに集中し過ぎると
やがて人生の終わりが近づいたときに、
『スマホばかりの人生だったなあ』
『もう少し周りの人との関わりを重視すべきだった』などと
後悔しない為にも、限度をわきまえて『機械』と接していかないと
いけないのだと自戒しています。
ムヒカさん、ありがとう。