若いYoutuberがムヒカ元大統領に会いに行った話 | 可児市・多治見市の学習塾【名学館 桜ヶ丘校】

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若いYoutuberがムヒカ元大統領に会いに行った話

2020年05月08日
私はあまりテレビを観ません。その代わり、Youtubeはよく観ます。
と言いましても、「商品紹介系」「やってみた系」は興味がないので観ません。
教育系Youtuberや投資系、読書まとめ系、旅系を2倍速で観ています。

晴れていたら外に自転車で散歩に行くので、主に雨の日や、早起きし過ぎた時に観て
います。先日観てよかったのは、旅系Youtuberの若者二人が、
ウルグアイ ムヒカ元大統領に会いに行くといったものです。二人ともスペイン語が達者で、
正規ルートでちゃんとアポイントを取って行きました。

実際に会えるまで苦労しましたが、本当に会うことができました。
そして、達者なスペイン語を駆使してインタビューします。
日本の普通の若者の行動力にも感動しましたが、ムヒカさんの一つ一つの言葉にも
感銘を受けました。

次のようなことをおっしゃっていました。シェアしたいと思います。

〇子供に何不自由なく暮らせるようにあくせく働いて、逆に子供との大事な時間を犠牲にしてはいけません。
親が子供に温もりの愛情を注ぐ時間が必要です。

〇機械には感情がありません。今は携帯電話が家族の代わりになっていますが、
機械から離れ、家族が話し合う時間を大切にしなければなりません。

〇年老いて孤独になってはいけません。年を取るのはあっという間です。

〇私たちは社会的動物です。人は人間関係の中で幸せになるべきです。

〇世界中の人が買って買って、借金してまた借金を繰り返している。みんな一生休まない。
車を持っているが小さいからまた大きな車を買う。子供ができたら、子供の為にまた一台車を買う。一生借金返済の為に働く。
生活の為に働くことは必要です。ただ、限度は必要です。現代の奴隷になってはいけません。

〇私たちには常に最新にしなければならないというプレッシャーがある。もう少しで5G
が始まる。そしてそのディバイスを買うために列をつくる。時間を節約するために。
でも、もっと時間を使うことになる。物はお金で払っているが、そのお金はお金を得る為に費やした時間で買っている。
つまり、物はあなたの大事な時間を犠牲にしているということ。

〇そのうち自動運転が進んで、映画を観ながら目的地に着くことができるようになる。
しかし、その一方人は火の焚き方すら知らない。電気がなくなればこの世はおしまいだと言う。パンすら作れない。
パンの買い方しか知りません。

〇日本の印象は、とても技術が発達していて便利な世の中でした。しかし、人々が幸せかどうかは分かりません。
国の発展をよくGDPで判断するけれども、GDPの横に幸福度を
置いてほしい。精神安定剤や睡眠薬がたくさん売れる。うつ病の人も多い。
しかし、それは普通ではない。本来それは人間の文明にはないものだ。
アマゾンにいる原住民はうつ病に悩まされていないよ。

〇日本に行く前はドイツ人が世界で一番よく働く民族だと思っていた。
しかし、日本人の方がよく働く民族だと知った。

長くなってしまったので、感想については次回に書きます。

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