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数学は例題をいくつも挙げる
- 2020年06月12日
- 常に授業への取り組み方を日々考えています。
学生時代も含めてかれこれ30年以上講師歴がありますが、
何が正解で何が不正解ということはなく、いい授業ができたと自己満足していても
結果的に生徒の成績が悪ければ不正解になります。
終わりなき旅は続くというわけです。
さて、これほどまでに長年にわたって講師をやってきて、これほどまでに学校が臨時休校になったことは初めての経験です。
いつもなら、学校の授業と追いかけっこをする形になります。
あまり進み過ぎてもいけなければ、遅れすぎても駄目です。
それが、今年に限ってはどれだけゆっくり進めても学校が塾を追い越すことは
不可能な状態になっています。
普通ならば、学校・塾・家庭学習の三本立てで生徒の学習が定着していきます。
ところが、肝心の学校が長期間停止し、緊急事態宣言が解除されたあとも
分散登校を余儀なくされ、一向に授業が進む気配がありません。
塾としては坦々と進めていくほかないですが、数学においては
今までと違った取り組みをしています。
それは、いつもなら時間の関係上、導入において例題を少ししかできませんが、
今年は例題をより多くホワイトボードで解説しています。その上で生徒に
実際に問題集を解かせています。そうすることによって、いざ問題集を解いた時に
間違いが減って、落ち込まずに済みます。私はこれをYoutube形式と呼んでいます。
教育系ユーチューバーは視聴者に問題を解かせたり、生徒が間違えたところを
解説したりといったことができません。その代わり多くの問題を実際に解きながら
解説していく形になります。
私もそういった多くの教育系ユーチューバーの授業を参考にしています。
今年は時間的な制約があまりないので、この形式を真似することができると思いました。
生徒が間違えやすそうな問題を予めいくつかピックアップしておいて
ホワイトボードで解説します。いつもより説明の時間が長くなりますが効果は見られます。
学校が正常に戻ったとしても、なんとかこの形式を維持していきたいと考えています。
問題は、限られた授業時間をどう振り分けるかです。
授業前小テスト→導入解説→例題解説→問題演習→質疑応答
導入解説からの流れを小分けにして進めていくわけですが、どれも欠かすことのできない
ことです。1週間に約1時間という限られた時間で学校に追随しなければなりません。
学校と違って有利なのは人数が少ないことです。また、行事もなく、学級閉鎖や学年閉鎖もありません。
(欠席者は他の曜日で補習をしています)ただ、それだけです。
これからはより一層効率よく授業をする方法を考えなければならないと思っています。
もちろん、最終目標としては生徒の成績アップです。