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元塾生からの悲痛な叫び
- 2020年06月15日
- 先日懐かしい生徒から連絡がありました。
卒塾して3年経った現在大学3年生です。
いくつもいくつも企業を受けたけど、全く内定が貰えないとのことでした。
今回の武漢肺炎で日本経済はおろか、世界経済が後退し、
人を雇うどころか、どうやったら人件費を節減できるのかを企業は必死に考え
始めています。
バブルがはじけた90年代、またはリーマンショック後の2010年代の若者たちも
そうでしたが、全く不運としか言いようがありません。
本人に全く責任は無く、世界や日本の情勢に左右されたのです。
何社も何社も断られ続けると、自分が人間的に落ち度があるのではないか、
など、社会や企業ではなく、自分を責めるようになります。
最悪ノイローゼになって、自暴自棄になってしまう人もいるかもしれません。
そこで私はアドバイスをしました。決してあなたに落ち度があるわけではないから
あまり落ち込まないで、と。
また、社会情勢が情勢なだけに、就職しないというのも選択肢の一つだよと。
妥協しまくって、不本意な企業に就職しても、数年で嫌気がさして
辞めてしまうことになりかねないから、納得のいく就職の機会を待つというのもよいと思います。
本人は就職浪人が印象を悪くするのではないか、と心配していましたが、
そんなことはないと思います。引く手あまたな時代ならともかく、
このような異常な事態なのですから、ちゃんと説明すればきっと理解されるはずです。
ここはアルバイトなどをしながら専門学校に通ったり、通わずとも勉強して
資格を取るなどしたりしてスキルアップしておけば、次回就職する時に、条件はよくなると思います。
ただ大学を卒業しただけの若者より、即戦力になる人を雇いたいはずです。
今回悲痛な叫びを私にしてきた塾生と同じような若者がたくさんいることと思いますが、自分を責めるのだけは
やめましょう。時代が悪いと割り切って、時を待ちましょう。