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某中学の数学の進度が例年を上回る
- 2020年07月28日
- 昨日多治見市のある中学から通う生徒から聞きました。
学校は猛スピードで進んでおり、塾でやっている内容を追い越してしまったと。
聞いてみると、コロナ騒ぎのなかった2019年度までよりも早く進んでしまいました。
例年ですと、夏休みに入る前に、連立方程式の計算が終わる程度です。
ところが、その中学ではもう1次関数に入ってしまったそうです。
今年は3か月の遅れがあるというのに、例年の進度を上回ってしまったということです。
つまり、生徒が理解していようといまいと、お構いなしになんの計画性もなく
ただ先へ先へと進めた結果だと推測されます。
焦る気持ちもわからないでもないですが、ノルマを達成するために
手段を選ばずお客様の気持ちもお構いなしに営業をしまくる営業マンにも似た心理に
なっていると思います。
生徒の理解度に関心がなく、どんどん進めても、
生徒の理解度には当然乖離が生じます。そして、延期になっている
定期テストを実施した結果、とんでもなく平均点が低くなることが予想されます。
生徒の成績が低くても、学校の先生は公務員なので給料が下がるわけはありません。
しかし、学習塾はそうはいきません。生徒の成績が下がってしまえば死活問題です。
なんのために塾に通わせているかわからないからです。
とにかく、その学校の生徒だけはこちらも手段を変えなければなりません。
今まで実施していた小テストを無くし問題を精査して
効率よく勉強できるよう端折ります。問題演習の時間を少し
減らすことができれば進度が上がります。
不本意ながら、そうしなければ、学校の予習としての機能を失い
生徒が学校でより分からなくなってしまうことを避けたいと思います。