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社会と違って数学は教えすぎるとよくない
- 2020年09月14日
- 前回社会は教えすぎるくらいの方が良いという話をしました。
今回は数学においてはその逆であることを述べたいと思います。
数学は考える訓練だと思っています。
生徒が少しわからない場合、そのすべてを丁寧に説明してしまうと
生徒は思考停止に陥ります。あーてもない、こーでもないと
あれこれ考えるところをすっ飛ばして、解き方や解答を
最短で得られてしまうと、考える訓練がなされません。
そこで私はいつも少しずつヒントを与えます。思考の入り口と
いいますか、そこをほんの少しだけ広げてあげます。
そして、ある程度生徒に時間を与え、なるべく自力で解くよう
導きます。そりゃ最初から解説してしまえば、時間の節約にもなりますし、
生徒もそれなりに分かった気になって、効率よく授業は進められます。
ところが、試験本番では自分の頭だけで考えるしかありません。
そばについて解説するわけにもいかないので、
いざ、自分の頭だけで考えると解けないのです。
授業がスムーズに進むことを目的としては本末転倒です。
結果に結びつかなければ、いくら授業が滞りなく進み、
それなりに自己満足の授業ができても仕方のないことなのです。
やはり、テストで良い結果を出せて初めて目的が達成できるのです。
そのためにも、日々、教えすぎず、自分の頭で考える訓練を積ませる必要があります。
集団指導ではなかなかできないのが、この指導法です。
さて、期末試験の結果はどうなったのでしょう。
気になるところです。