- ホーム
- >
- 新着情報
一斉指導形式にするとわかること
- 2022年11月08日
- 当塾は個別指導形式なので、生徒と生徒、講師と生徒との距離が近いです。
それ故に肌理の細かい指導が可能です。しかしながら、一時期のコロナ対策で
その距離を十分にとって、一斉指導形式にしているとわかってくることがあります。
説明中下ばかりを向いて、こちらの説明に集中しない生徒がいること。
座って目の前で指導することに慣れているので、いざ一斉指導形式で授業を
行うと2時間ほぼ立ちっぱなしなので疲れるということ。
普段、理科や社会を教える時は、生徒のテキストに線を引きながら解説するのですが、
それができない為に、やたらと板書が増える(授業前に予め書いておく)ということ
などが挙げられます。
教える側のことは置いておいて、生徒側の話をします。
塾では割とできているのに、なぜか学校の成績が優れない生徒がいます。
そういう生徒は、前述にもありますように、黒板や先生の話に集中できない生徒です。
個別指導や家庭教師などはいやが上にも集中しなければならない環境なので、
余程病気でも無い限り説明を聞いてくれます。しかし、学校のような広い空間で、
しかも後ろの方の席ともなれば、いくらでもさぼることができるわけです。
そうすると、授業が頭に入ってこないので、いざ問題を解く段階で、自分が全く理解
できていないことに気づきます。さらに、後ろの席ならば先生に気づかれないというのは大きな間違いで、
先生はそのさぼっている様子がよく分かるので授業態度に良い評価をつけるわけがありません。
そうして、テストで点が取れない、授業態度評価が悪い、といった悪循環を繰り返すのです。
こちらから何度も注意はしますが、長年身に付いた癖はなかなか治りません。
でも、こういう習慣を変えていかないと、いくら塾ではよくても学校の態度が
それでは片手落ちですし、成績が上がるはずもありません。
話は変わりまして、今回のコロナ騒動で、今まで気づかなかったことに気づけただけでも意味はあったのだと思っています。
学校の在り方、働き方、政府の対応、県や市の対応、移動手段の在り方、
人の醜さ、脆弱な医療体制、娯楽の在り方など
数え上げればきりがありません。
今後はこれらのことをより深く考え、より良い未来を築いていくことが
大切なのだと痛感しているしだいであります。