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受験生になったという自覚が持てない
- 2022年11月14日
- 毎年岐阜新聞テストの申込書を渡しています。
毎年業者から送られてくるので、塾として強制的に受けさせるわけでは
ないですが、なるべく受けるようには言って渡します。
受けるメリットとしては、学校で行う実力テストでは、校内という母集団の少ない中での
テストなので、自分が入りたい高校を受ける他の中学の生徒たちとの比較ができません。
志望校の定員内で自分がどの位置にいるのかを客観的に知るというのは良いことです。
また、今通い慣れている中学で受けるテストと、高校が会場となる、
慣れない場所で、更に他の中学の生徒に交じって受けるのとでは、
緊張の度合いが違います。
そういった慣れない環境で受験することに慣れておかないと、
入試本番で力を十分に発揮できない可能性があります。
緊張して頭が真っ白になってしまっては、つまらないミスも増えることでしょう。
さらに、岐阜新聞テストは岐阜県公立高校入試問題の形式に沿った形を
とっているので、入試問題の傾向と対策を練り直すことができます。
どういった分野のどういう箇所が問題として出やすいのかを
感覚的に掴むことができます。そして、自分はどこが苦手で、どこが理解できているのか
を把握することも大事です。あまりよく覚えていない、理解できていない単元があれば、
そこを復習して覚えなおしたり、理解し直したりする必要があります。
そして、あとから送られてくる個人票を見て、「もう少し頑張らないといけない」
という意識を持つことも大事です。まだ時間があるからといってのんびりしていたら、
受験がすぐそこに迫っていた、というようなことでは駄目です。
このように、業者模試を受けることによって、自分が受験生であることを実感できることが大きなメリットです。
ところで、この申込用紙を渡すときの生徒の反応はといいますと。。
「私たち受験生なんだ!」です。
いつもなら「受験生としての自覚を持ちなさい」というのですが、
ここ3年間は気安くそんな言葉もかけられません。楽しい授業をして
元気づけてやるくらいのことしかできません。
塾に通えている生徒はまだましですが、そうでない生徒はもっとかわいそうです。
いつも家にいて、どう勉強していいのかわからないままどんどん時間が過ぎていっている
ことだと思います。テレビをつければ、不安を煽る報道ばかり。
もう少し大人が節度を持って行動しないといけなせんね。