入会金をやめた理由 | 可児市・多治見市の学習塾【名学館 桜ヶ丘校】

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入会金をやめた理由

2022年12月01日
大抵の塾は入会金を初期費用として受け取ります。
それには3つの理由があります。

一つは運転資金の調達です。生徒は流動的です。特に受験が終わる頃(2~3月)
になると、合格した受験生の卒塾が多くなります。
つまり、売り上げが減少します。そこで、運転資金を新規塾生から受け取って
売り上げを減らすことなく運営する為です。

二つ目は、入会金を支払うということで、帰属意識を高める為です。
途中で塾が嫌になっても、入会金を払ったのだから、もう少し我慢しましょう。
と親は子供を説得します。しかし、入会金を支払っていなかったとしたら、
塾を辞めるブレーキの力は弱くなります。

三つ目は、新規塾生募集をかけるとき、入会金無料キャンペーンと謳って
広告を出せるからです。そうすることで、少しでもお得感を演出し、
生徒獲得にわずかでも寄与するという目論見です。

さて、これらの理由は顧客第一主義といえるでしょうか?
塾に限らず、英会話教室、水泳教室、パソコン教室、会員制クラブ等
だいたいどんなサービスにも付きまといます。
理由は前述した内容であると思いますが、顧客が享受するサービスとは
関係なく、あくまでも運営側にとって都合のよい理屈にしか過ぎません。

昔からのしきたりとして、当たり前にように支払う入会金は
実は顧客にとってはなんの意味もありません。
たとえば、入会金を支払う人と、支払わない人とでサービスが異なるとか、
退塾するときに返ってくるとか、そういうものであればまだ分かりますが、

たまたまキャンペーン中、入会金無料で入塾した生徒と、ちゃんと入会金を支払った生徒とでサービスが異なることはありません。
また、退塾時に入会金を返金する塾も聞いたことがありません。

話は変わって、賃貸アパートを借りるときに、「礼金」というわけのわからない費用が
かかる場合があります。世の中には当たり前のように通用していて、実はその
存在理由が分からないものがたくさんあります。
一度、その存在理由を疑ってみる必要があります。
各種入会金とうものもその類だと思います。
そのようなことを考えていって、最終的に当塾は入会金を一切受け取らなくなりました。

先に挙げた3つの、入会金を受け取る運営側のメリットを敢て放棄することで、
逆に信頼を得ることに成功していると思っています。
運転資金としての入会金ですが、毎年保護者の方からご紹介を頂いていて、
特に困った事態にはなっていません。

退塾のブレーキとしての入会金ですが、辞めたいと思っている生徒は
入会金の有無で止めることはできないと考えています。
また、入会金無料キャンペーンを謳う広告に関してですが、
逆に年がら年中入会金無料にすることで、春や夏、年末を待たずとも
いつでも入塾しやすくなります。

いずれにしましても、顧客にとってなんのメリットもない入会金は
このような理由で一切受け取らないことに決めたわけです。

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