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暗記教科の勉強法と自分ノートの作り方
- 2022年12月18日
- なかなか英単語を覚えられない、社会の人物名が出てこない、と言う生徒がいます。
人間は一度にたくさんのことを覚えられません。また、繰り返さないと忘れてしまうようにできています。
それは脳が、自分にとって大事な情報だけを取捨選択している為です。
誰でもそうなのですから、自分だけが覚えられないと悲観しないでください。
多少の差はありますが、努力次第でその差を埋めることも可能です。
では、ただ闇雲にノートにひたすら書けばよいのでしょうか。
そうではありません。そんなやり方をしていては時間が勿体ないです。
私が受験生の時にやってきて、それを生徒にも教えている方法があります。
それは、問題集と薄い赤が出るペン、暗記用赤シート、それにノートを2冊用意します。
次に、教科書や参考書を読んで、または、学校の先生や塾の先生に教わった内容について問題集を解きます。
間違えた箇所は、その薄い赤で答えを書きます。自分が集中できる範囲で問題集を解き終えたら、
赤シートで答えを隠しながら頭の中で答えを言います。
一通り頭の中で言えるようになったら今度は間違えた箇所を赤シートで隠しながら
ノートに答えを書いていきます。(最初に合っていた問題はやらなくて良いです)
また間違えてしまったら、その間違えた問題の頭に〇を付けます。
そして、再度間違えて〇が付いている問題だけをやります。
2回目間違えてしまったら、今度は◎を付けます。また間違えたら三重丸にしていきます。
そういう作業を繰り返していくと、自分の苦手な箇所だけが浮き彫りになる問題集ができあがります。
そして、もう1冊のノートに二重、三重丸の付いている問題と解答欄を書いていきます。
答えは書きません。後からそのノートを見て復習するためです。
薄い赤色なら答えを書いてもかまいません。また、そのノートと赤シートを活用できるからです。
このようにして唯一無二の自分ノートができます。
そのノートは自分の「苦手」が詰まっている重要なノートなので大事にしてください。
定期試験前になったらそのノートが大活躍します。
忘れかけた頃、またそのノートで勉強すると更にその効果を発揮します。
その日には覚えたつもりでも、時間が経つと段々記憶が薄れていきます。
薄れてきたころに、忘れかけている記憶を再び蘇らせると脳はそれを重要なことと認識します。
そうやって記憶は定着していくのです。
とにかく、覚えたことを、また覚えたつもりのことを忘れかけそうなタイミングを見計らって復活させること。
それが暗記科目への取り組み方です。
最後に、テスト前日はどんなことをすればよいのかと言いますと、
自分ノートを眺めて、赤シートで最終確認をしてください。
ノートに答えを書いたり、問題集を最初から解いたりする必要はありません。
また、テスト開始時間までに頭の回転が一番よくなるよう逆算して起床できるように寝る時間を決めましょう。
寝ぼけているような状態では記憶を引き出すことが困難になります。
以上のようなことを実践してみてください。あくまでもこれは私が編み出した勉強法なので、
自分でアレンジを加えても構いません。記憶力というのは個人差があるからです。
私のやり方を踏み台にして自分なりの方法を編み出してみてください。