- ホーム
- >
- 新着情報
10割を目指すと8割も取れなくなる話
- 2022年12月24日
- まず受験生に知っておいてほしいことは、
100点満点を取る人は受験生全体の1%にも満たないということです。
1流中学でも合格者平均点が60点であることもあります。
だいたい8割とれていれば大抵の1流と呼ばれる学校に入学することができます。
なのに、100点を目指して頑張りすぎるとかえって不合格になってしまうことがあります。
それはどういうことかといいますと、100点を取るにはすべてを完璧に解く必要があるから、
どんなに難しい問題も解くことが求められます。しかも、制限時間以内にです。
そんなスーパーマンのような、また、精密機械のような人間はいません。
8割や9割を試験で取る人というのは、逆に言えば残りの2割や1割を潔く切り捨てているということです。
誰もが解けないような難問には手をつけず、
比較的難易度の低い問題を確実に取っていくから8割以上取れるのです。
なので、具体的な方法としては、
大問の中の最後の小問は避けることが大事です。
中高大、どの入試を見ても、最後の小問だけは難問で、ある程度時間を割かないと
できないような問題になっています。
そんな難問に貴重な時間を割いてしまって、
誰もが解けそうな残りの問題に時間を取れなくなり、
結局6割しか解けなかった、テストの見直しをしたら8割取れていた、
というような話をよく聞きます。
要領が良いか悪いかが入試に大きく影響を与える大きな要素であることを
よく覚えておいてください。
入試に影響を与えるだけでなく、社会人になってからもそうです。
要領も実力のうちです。
日常生活や健康もスポーツですらそうです。無理をし過ぎるとかえって失うものは大きいです。
要領よく、自分のできる範囲を確実にこなしていくようにしましょう。