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千里の道も一歩から
- 2022年12月27日
- ◎できる事をする
人間はできない事に対してやる気と言うものが、湧きあがってきません。
そして、やる気が起きないと、行動しないのもまた人間です。
その原因は、「できない」と思い込んでしまうと、
それに向き合うことがとても辛くなるからです。動機が乏しいからです。
「できない」ことほど、人間辛いことはありません。
その「できない」ことに強制的に向かわされるのですから、
やる気なんか起きるはずもないのです。
点数を高くとれる子たちや、点数を延ばしていった子たちは、
さぞや頑張っているんだろうな。頑張れるっていいな。
そう勘違いしている人がとても多いのです。
しかし、彼らはできる事を積み上げていっただけなのです。
できる事を積み上げていくと、できない事もできるようになる、
という成功体験を多く積み上げているから、できない事にぶつかると、
「じゃあ、どうやったらできるようになるだろう」と、すぐ方法を考えます。
できる事を一つずつ。地道に積み上げていくだけなのです。
だからこそ、『無理だなぁ。苦しいなぁ』と思ったら、ちょっと立ち止まってください。
「これだったら、自分にもできるな」と思うことを一つでも良いから見つけてください。
『そんなの急に思いつかないよ!』と言う人に、おすすめの課題は以下の通りです。
・家に帰る。
・鞄を玄関に放り出すのではなく、いつも勉強している場所の横で下ろす。
・鞄を開ける。
・椅子に座って、その日の宿題でも何でも、やりたい教科の教科書、ワーク、ノートを開く。
・筆箱を開けて、ペンを持つ。
はい。課題終了です。
それだけ。
誰だってできますよね。
しかし、この瞬間になるまでに、毎日どれだけの時間をあなたは使っていますか?
毎日、家に帰ってすることを思い浮かべてください。
大抵鞄を脱いで、おやつ食べて、テレビ見て、スマホいじって、
動画見て・・・ご飯食べてお風呂入って、そろそろやろっかな～、でも、だるいな～、と、ゴロゴロ。
でも、それをして、自分の進歩に繋がるでしょうか?
勉強法に「一日５分で劇的に変化!!」などと書いてある広告を良く見ます。
しかし、大抵その５分は５分であって、ただの５分ではないのです。
「ああ、５分間でいいんだ!」
と思うと、人間は思いっきりハードルが下がるものです。楽だな、と思います。
だから、ちょっとした時間なら手を付けることができます。
「５分だから」という、思い込みが入っているからです。
けれど、人間不思議なもので、行動には慣性の法則が働きます。
やり始めたら、ついやってしまうものなのです。
なんとなく埃が目についたから掃除してみた。
そうすると部屋全体を綺麗にしたくなった。
そんな経験はありませんか？それと同じようなことと考えて下さい。
この課題も、ペンを持ったら後は自由です。すぐ放り出してもいいし、どれだけやっても構わない。
けど、ペンを持って机に向かって、教科書開いてあったら。
そして、課題があるのならば、「ちょっとだけでもやっとこうかな」と思うのが人です。
最初の目の前のハードルは、小さい方が良いんです。
その小さい一歩が、100点に繋がる１歩なのです。
