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入試直前 一問一答シリーズ
- 2023年01月29日
- 入試直前対策の時によく使うのが一問一答のプリントです。
と言いましても、社会と理科の一部にしか使えませんが。
勉強というよりは、あくまでも記憶を呼び戻す作業用プリントということです。
実に表面的な、語句や人物名などを答えるだけなのですが、
テストというのはいくら概略を覚えていても、語句を一つ一つ正確に覚えていないと
得点につながらないので、この「作業」が必要なのです。
直前のアプローチとしては優れています。何回も同じプリントで再テスト、再々テスト
をすれば、覚えてしまいます。全てを網羅できなくても、7割は取れるようになります。
ただ、あくまでも表面的なことなので、背景的なことは理解できていない可能性があります。
それはそれで、疑問が湧いたら調べれば良いだけの話です。
または、先生がそこで、少し説明すればよいです。
理科に関しては、ある程度この作戦でできます。主に第二分野に関する重要語句を
覚える為です。化学式や化学反応式、天気用図記号、消化液、指示薬と反応結果、
消化液とその働く栄養素などはとにかく覚えなければいけない事項なので有効です。
密度、質量パーセント濃度、地震の発生時刻、化学反応における定比例の法則や
湿度計算等は理屈を理解できていないと解けないので、しっかり教える必要があります。
こういう時が逆に先生の出番であり、やりがいがある時でもあります。
必要語句を覚えるのは生徒自身ですからね。プリントなどを提供してサポートすることは
できますが、そこまでです。最終的に覚えるのは生徒であって、先生ではありません。
入試や実力テストは中間や期末と違って範囲が広いので、浅く広く復習するのに、このような
一問一答シリーズが有効になるわけです。
