英文法について | 可児市・多治見市の学習塾【名学館 桜ヶ丘校】

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英文法について

2023年02月01日
私は塾で英語を教えている関係上、生徒が文法を間違えたら、
それを訂正しなければなりません。しかしながら、個人的には
文法は多少間違えても、どんどん話す練習をしなければ英語は上達しないと
思っています。正しい文法を覚えることは確かに大事なことだとは思います。
でも、それをテストとして評価対象にしてしまうことのデメリットは意外と大きいのでは
ないかと考えています。ほんの少し間違えただけでバツになり、点数が低くなってしまうと
人間というのは「間違えてはいけないんだ!」と強く思うようになります。
それが6年間、(大学も含めると10年間)の長きに渡って積み重なると相当なダメージと
なります。これだけ日本に英語教育がなされて、一流大学を卒業した人でも、
なかなか外国人と英語で上手く疎通ができない状況は、かなり憂慮すべき課題ではないでしょうか。

私はヨーロッパの国々の人やタイ人や中国人ともお付き合いをしている関係上、
言語は全て英語でしています。そこで思うのは、そういった英語を母国語としない人々は
それほど文法が正確ではないということです。タイ人や中国人はなぜかあまり過去形を使いません。
相手が品物を送ったときや、
請求書を送ったとき、「sent」ではなく、「send」を使います。まあ問題ないですね。
やりとりの状況から判断できるからです。あと、先日中国人はやりとりの経過上
全くおかしい英語で返してきました。私が注文した品物の追跡番号を知らせてきたので、
「thanks」と返したところ、なんと「no thanks」と返してきました。
会話の流れからして、おそらく「どうしたしまして」つまり、「You are welcome」
または、「My pleasure」が正しいはずです。
「No thanks」はどう考えてもおかしいのですが、それでもまあ理解はできます。
「感謝はいらないよ」ぐらいの意味で使ったのでしょう。さすがに、この状況で
「No thanks」はおかしいよ。と中国人に英語を教えましたが。。(笑)
でも、これは珍しいことで、相手の文法や単語の間違いは滅多に指摘しません。

話は変わりますが、発音についてもそれほど神経質になる必要はありません。
ローマに行ったとき、イタリア語訛りの英語でぺらぺらと話されて、それなりに
聞き取ることはできましたし、バンコクではタイ訛りの英語、
フィリピンではフィリピン訛りの英語をなんとか聞き取ることができました。
その国のアクセントが微妙に入った英語というのもまた味があります。
イギリスやアメリカ、オーストラリアという母国語が英語の国々ですら
それぞれの発音があります。アメリカ国内でも西海岸と東海岸、南部、黒人英語ではかなり違います。

このように、あまり文法文法、発音発音と少しでも間違えることに
恐怖感を抱かせる日本教育に毒されてきたら、いざ外国人を目の前にしたとき、
言葉を発せなくなるのはある意味自然なことかもしれません。
私の提言としては、英語は学校で教えても、それをテストしない方がむしろ
日本人の英語教育にとってはプラスになるのではないかということです。

そして、少々の間違いには目をつぶって、どんどん会話ができるように
トレーニングするのが大事だと思います。
そうは言ってもそのための単語や熟語はたくさん覚える必要があります。
単語がたくさん頭にないと、話せないのはもちろんのこと、
相手が何を言っているのか聞き取れないのが致命的です。
単語を覚える良い方法として、短いセンテンスの中で、
色々な単語に置き換えて繰り返し繰り返し音読する練習がいいと思っています。
単語だけで覚えるのはつまらないですし、
短文の中での音の繋がりやリズム、流れがあるので、
そういうリズムを、歌を歌うような感覚で身に付けると、
自然と口に出てくるようになります。
ただ、黙々と聞いたり、書いたりするだけでは
何年経っても話せるようにはなりません。
これまでの日本の教育がそれを証明しています。

英語が話せるようになると世界は一気に広がります。
どうして政府が改革してこなかったのかが不思議です。

結論「英語教育にテストは要らない」です。

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