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塾の物理的限界と家庭学習法について
- 2023年02月07日
- 中学生の親御さんから、こんなご相談が届きました。
「やる気がない息子(娘)でも、成績アップできますか?」
はい、結論から言えば、「成績アップは可能です」。
やる気があまりなくても、「社会」や「理科」なら、"今すぐ"成績アップが可能です。
他の科目も伸ばしていけるよう、やる気そのものを引き出す方法でもあります。
■なぜ"やる気"が出ないのか?
「原因」は主に2通りあります。
やる気がない中学生は、以下の2パターンのどちらかに、大抵当てはまります。
1. 勉強を、"すごく難しいもの"と思っている。
↓
そのため、「やってもどうせ上がらない」と感じ、
できるだけ勉強のことを考えたくない。(≒ 逃避型)
2. "まだ大丈夫"と、漠然とした余裕がある。
↓
受験は「中3の最後にがんばれば受かる」と思っていて、
本気は最後の1、2ヶ月に出すつもり。(≒ 先延ばし型)
お子さんがどちらのタイプでも、「高校に行きたくない」中学生はまれなので、
"そのうち、やろう"とは思っています。
お子さんの中ではいま、「すぐに始めたほうがよいのでは」という気持ちと、
「まだ、考えたくない」という気持ちとが、せめぎあっているということです。
(高校には行きたいと思っているので、心の奥まで"やる気ゼロ"ではないですから、
その点、ご安心ください。)
要は、お子さんの中で、「始めたほうがよさそう」
という気持ちが上回れば、机に向かうようになります。
そういう感覚になるよう、親御さんがアシストしてあげることが大切なのです。
「勉強しなさい!」と無理強いするより、何十倍も効果的な方法を、以下にまとめますので、
ぜひお子さんと一緒に読んでみてください。
ただ、暗記に関しては塾の短い時間では難しいです。
家庭での努力にかかっていると言っても過言ではありません。
■「あれ? こんなに簡単に成績って上がるの?」
「社会」の得点アップは簡単です。誰でも簡単に、上がる方法があります。
20点、30点はすぐに上がりますので、「どうして今まで試さなかったんだろう」「本当に簡単だ!」
と驚くところから、スタートしてくださいね。
じつは、「社会」の定期テストは、"学校配布の問題集"からほぼそのまま出題される、
ということをご存知でしょうか。
<「社会」のテストで、簡単に高得点を取る方法>
1. まず、問題集の該当ページを、
1ページにつき4、5枚コピー。
(多めにコピーするのは、あとでその"予備プリント"を使うからです。
最初のうちは、コピー作業を親御さんが手伝ってあげてくださいね。)
2. コピーしたら、すぐ解答を見て、
全部の答えを赤で書き込みます。 (社会の点数は、"自力で解かなくても"上がります。)
3. その「赤くなったプリント」が、高得点を取れる"理想の答案"です。
4. 声を出して何度も読みあげたり、机や壁に貼ったりして、"すっかりそのまま"頭に入れましょう!
(全部の問いに対して、すぐに答えが言えるように、何度も口でブツブツ繰り返します。即答できるようになるまで!)
5. 即答できるようになったら、最初にコピーした"予備プリント"を使います。
スラスラと答えが「書ける」よう、"書きこみ練習"を!(「これがテストだ!」と思ってやりましょう。
漢字のミスも減点されるので、 "手を使った練習"は必須です)
上記「5つのステップ」で、お子さんは
"理想の答案"を自分で書けるようになります。
(ちなみにこの学習法は、「理科」の暗記部分も同じです。
「理科」の定期テストも、"学校ワーク"から出ます。
■「理科・社会」がグンと上がったら、その次は?
「理科・社会」で得点アップすると、やる気も出てくると思います。
すると、不思議なことに他の教科も相乗的に上がってくるものです。
英単語、熟語、漢字、数学の公式なども暗記ですから、この方法でできます。
残りは塾にお任せ下さい。疑問点を解消し、厳選した問題を与え、
徹底した反復で得点アップを図ります。