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時間をどう使うか
- 2023年02月10日
- 1日24時間。これは人間誰しもに平等に与えられた資産です。
生徒にも私にもイーロンマスクにも1日が24時間であることは変わりありません。
ということで、「いかに上手に時間を使うか?」ということが重要です。
「寝るな、勉強しろ、働け。」と言っているわけではありません。
寝ずにということは勉強や労働時間を増やす超単純な解ですが、
それでもやっぱり24時間は24時間ですから、
その中での配分が数時間変化するだけですね。あまり根本的な変化は無いでしょう。
試験でいい点を取ることや、志望校に合格することに関しても時間は特に重要になります。
ほとんどの人は時間を有効に使うことができていません。
ちなみにこの「時間を有効に使う」ということの定義ですが、
「ある期間内での成果が最大化するように時間を使う」と私は捉えています。
つまりは「成果が出ない、または阻害する行動をやめて時間を作り、
成果がでる行動に充てる時間を増やす」ということです。
成果が出る、出ないという判断も「ある期間内」で判断しています。
これは「1日」とか「1週間」とかではなく、「半年」や「1年」くらいで考えています。
というのも、1日くらいの期間で見ると無駄な時間の使い方であっても
それが1年位の長い目で見ると成果を得る源泉になるということも多々あるからです。
生徒はよく、「時間がない、時間がない。」と言います。
宿題をしてこなかったことの言い訳にする子が多いです。本当にそうでしょうか。
確かに部活動、クラブ活動、ゲーム、携帯、漫画、テレビ等やることがいっぱいあるかもしれません。
しかし、与えられた時間が1日24時間しか無いことを考えると、
睡眠、食事、学校の授業等を除くと本当に1日が短いということが分かります。
大人になると、それが仕事であったり、家事であったりして、やはり残された時間は大変短いです。
では勉強に使う時間が仮に1時間しか取れなかったとしましょう。
あなたならどうしますか?私ならひたすらテキストを読んだあと、問題を解きます。すぐに答えを見ます。
間違えたらまた解きます。そしてすぐに答えを見ます。
つまり、自分自身に小テストを課しながら進めていくわけです。少し考えてわからなければすぐに答えを見ます。
そして、また自力でやってみます。その繰り返しです。ノートに書いたりはあまりしません。
間違えた箇所に印を付けておきます。1週間後、1か月後またそれをやってみます。
間違えたらまた印を追加します。そうやってできた自分の苦手チェック済みテキストができあがるわけです。
1年後にまた印の多いものをやれば、弱点はほぼなくなります。
それは、限られた時間に短時間で成果を上げる為に編み出した技です。
私はこのやり方で、2年間でする勉強内容をわずか半年で勉強することに成功しました。
ただ、猛烈なスピードで頭を使うので疲れます。それで息抜きもします。
コーヒーを飲んだり音楽を聴いたりします。視覚が伴うものはあまりお勧めしません。
いわゆる、携帯、ゲーム、漫画、テレビ等です。これは時間泥棒ですね。
息抜きはあくまでも息抜きでなければいけません。
特に高校生は小中学より時間があまりなくなり、
反比例して勉強内容が極端に増えます。さらに、誘惑(SNS、LINE等)は小中学生より多くなります。
益々時間の使い方を効率よくしないと、途中で挫折します。
世の中は便利になりましたが、どんどんそのことによって時間を奪われていきます。
岐阜県に変わった社風で有名な会社があります。IT断食をいうものを断行してから業績がよくなったということです。
例えば机上のパソコンの使用や携帯を禁止にしたのです。
極端な例かもしれませんが、学生にもある程度有効だと思います。
ところで、学習環境を整えるのは親の責任です。
学校に、或いは塾に預けておけば大丈夫、というのは誤りです。
膨大な無駄時間、死に時間を生活から排除してやることが大事です。
勉強の仕方や勉強そのものは学校や塾が教えます。
しかし、勉強できる環境を整えることは学校の先生や塾では不可能なのです。
今一度ご協力ください。