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ラストスパートでやってはいけないこと
- 2023年02月16日
1.受験生がラストスパートでついやりがちな勉強法として多いのが、
「全科目とも○○点をめざす」など、志望校の配点を考慮しないで目標を設定してしまい、
それをもとに勉強してしまうことです。
私立中学、公立・私立高校、私立大学、国公立大学、
学校によって合格のボーラーラインや出題のレベルがまるで違います。
なので、必ず志望校の過去問を解いて問題の質や癖を把握しておきましょう。
2.「受験までに問題集を1冊やりきる」「知識の抜けもれがないように1冊を完璧にやり遂げる」
などの目標を立てて取り組んでいる人もいると思います。
しかしながら、問題集を最初のページから解いていくということは、
すでに解ける問題や、わかっている分野も解くことになり、
その分、多くの時間を費やすことにもなります。
得点アップには、苦手分野を優先して学習していくようにしましょう。
効率よく勉強したいのであれば、模試の結果を活用することをお勧めします。
模試結果で判明した、苦手科目や苦手分野の問題から優先して取り組み、
解けた分野は思いきって飛ばしてしまいましょう。
入試が迫っている今、時間は有効に活用しましょう。
また、分厚い問題集を解くのもいけません。
分厚いということはまとまっていない、無駄が多いということです。
内容は解いてみないと実際には分からないので、書店でパッと見て分かりやすいのは、薄っぺらい問題集です。
俳句でも短歌でも同じですが、短くまとめようとすると色々な要素をそこに凝縮せざるを得ません。
問題集とて同じことです。厚みが薄いという制約がある中で作成しなければならないというだけで、
エッセンスを凝縮せざるを得なくなるからです。
なので、ラストスパートには良い問題集であるはずなのです。
3.応用問題や入試問題が解けないと合格できないと考えて、
基礎がまだ身についていないのに、難しい問題を解く人がいます。
これも効率的ではない勉強法です。
現状の学力で太刀打ちできないレベルの問題なら、
解けないのは当然のことですし、解説を読んでも理解できず、
ただ時間が過ぎるだけです。自分の学力に合ったレベルの問題を解き、
知識や解法の整理をしながら、問題のレベルを上げていきましょう。
自分に合う問題がわからなければ、
教科書の例題やそのレベルの問題を集めた問題集から解くことをお勧めします。
できなかった問題の解説を読んでもわからなかったら、
名学館で質問したり、教科書や参考書の該当項目を読み直したり、
できるようになるまで同じ問題を何度も解くことによって、
だんだんと基礎力が身についてくるはずです。